つまんない映画特集その2(ネタばれあり)

-ハプニング

シックスセンスのシャマラン監督の作品。


町中で人々が突然自殺し出す怪現象が起きる。

住民達は怪現象の起こっている地域から逃げようとするが、現象はどんどん広がっていき、逃げている間にもどんどん被害者が出ていく。

原因は何なのか?
植物からナニかが発生しているのでは、みたいな考察こそあれど、真相はわからず、

主人公達は逃げ回り・・・
夜が明けたら怪現象、収まってました。メデタシメデタシ。


・・・って、なにこれ?(汗)


-ラッシュライフ

伊坂幸太郎の小説の映画化なのだが、典型的な映像化の大失敗です。

そもそも原作は、数人の主人公が織りなす群像劇。
それぞれの物語をぶつ切りにして、ちょっとずつ話が進んでいくのが群像劇の主な形。
そのなかで、一見関係ないお互いのストーリーが影響しあってる、ってのがまぁ一般的。
この原作の場合はさらに凝ってて、
実はそれぞれのストーリーが一日ずつずれているのだ。
しかし、あたかも「普通の群像劇」(とある一日の、数人のストーリーの集合)であるように見え、
そしてそう見てると、劇中にも出てくるが「だまし絵」を見ているような気分を味わえる。

とまぁ、元来映画でこそ主流なこういう形式を小説で、
しかも巧妙に行った事が原作の魅力なわけだが・・・


この映画、それぞれの主人公の話を、一人の話を終えたら次の話、って形になってます・・・

要は、ショートストーリーをただ順番に何個か見ただけ・・・


なんか学生が監督したとか、複数の監督が撮ったとか、
そんなのどうでもいいから原作の趣旨を分かってない人が映像化はしないでほしいなぁ。