2011年1月に観た映画その3

うーん、けっこうなペースで観てるなぁ〜
あたりは少ないけど、気にしないで全部書きます〜

もちろんネタばれも・・・


-おとうと

宣伝チラシを観て、「どいつがおとうとだ?」と家族で疑問になりましたが、
吉永小百合が姉で鶴瓶が「おとうと」なんですね〜

蒼井優はのっけからかわいいが、いかんせん話が暗い・・・


年をとっても子供のようでどうしようもないおとうとと、なんだかんだで支える姉。。


結局は死に至る病で、いかに安らかに死んでいくか、
そういう人達を支えて診取るって話になって行く。。


亡くなった人に「がんばったね」って声をかける石田ゆり子がなんか悲しい。。。肉親よりもいっぱい喋ってました。

兄弟愛を描きたいのか、ああいう施設を描きたいのかようわからなくなって終了。

ちょっとどよーん。


ただちょっと思ったのは、冒頭の蒼井優の結婚式で暴れるおとうとをあまり止めない親族達、違和感たっぷり。

ああいう席だったら無理やりにでも退出させて、会の中では冗談だったかのようにしてやるのが筋なんじゃなかろうか〜

始めのシーンでは「あの人嫌い」と言ってたボケたばあさんが、最後に「あの人もずっと人に煙たがられて一人で生きてきてかわいそう」
みたいな事を言って、まぁ少しの救いにはなる、って感じで終わるのだけど、


いかんせんお前らもうちょっとどうにかできたろう、と。


話は良いとして、吉永小百合にはちょっとがっかりしました。

喋り方が、ずっとアクオスのCMしてるみたいで、落ち着きすぎというか、感情の起伏も少なく、
丁寧にセリフを文章としてこなしてるだけに見えてしまった。


反対に蒼井優は、ふとした表情からなにから最高w
最後にはおじさん(つるべ)とちゃんと向き合おうとする、って物語の中でも唯一成長してるし、そういう変化が演技の中に見てとれる。


何気に一番好きなシーンは、
離婚して実家に帰ってきた蒼井優が「あたしなんか出戻りだから」とひねくれた事を言って加瀬亮にちょっと怒られた後、

出ていったと思った加瀬亮が帰ってきて
「俺は君が離婚したって聞いた時、正直、ヤッターーー!、って思った。」

って力いっぱい言うとこww

ああいう愛の伝え方も面白いw


その後の蒼井優の笑顔はまた最高www

-ウルヴァリン

Xメンシリーズは初めてみるのだが、単純に楽しめた。

ウルヴァリンくらいは知ってたが、武器がツメだけってどうなのよ?

戦闘シーンも案の定ヒーローっぽくなく・・・

村上春樹のパン屋”再”襲撃の思い出話で出てくる、主人公が若い時にパン屋を襲撃した話、の映画化。

もともと短編でありながら、さらにそのちょっとした1エピソードということで、上映時間は30分程度。
気が付いたら終わってた、ってくらいな。。


これで村上ワールドが描けているのかはまったく不明。


原作を読んだことなかったので、「これほどの名作を映画から入ったらバカだろ」って思い、原作をさくっと読んでから観てみた。

原作はさすが、というくらい面白かったが、
なぜあれだけ「自殺」とか「女と心中」とかを客観的に書けたのにその後すぐに太宰が自殺したのかがちょっと腑に落ちないんだよね〜

ちょっと前にDVDで観た「ヴィヨンの妻」でも心中失敗の話出てくるし、、

あれだけ自分を投影したかのようなキャラクターと話を書いておいてなぜ。。。


この映画の方はというと、特に面白くなかったです。生田くんは悪くはなかったけど、
なんつーか原作の「手記」というスタイルではなく、ただそのまま主人公のお話として進んでいく時点で少しの違和感と物足りなさ。

一人称による心の葛藤の描写もない、
ただ出来事だけを追ったみたいな、
言ってみればなんのとりえもなくなった感じです。

アメリカ大統領専用機エアフォースワンがハイジャックされて、脱出したと見せかけて船内に隠れていたハリソンフォード演じる大統領閣下がテロリストに闘いを挑む、という無茶なお話。

まぁ指導者があれだけかっこよければ、国民は誇りだろうなとは思えたけど〜


腑に落ちないのは、テロリストはアメリカとロシアが協力して逮捕した独裁者の釈放を求めるためにハイジャックに及んだのだが、
その作戦からハイジャックまでどれくらい期間があったのかな、と。。。

奴を逮捕したぞ!ってロシアで発表した帰りだから、意外とすぐ、と考えると、テロリスト達が容易周到な計画ができたとも思えず。。

ロシアのテレビクルーを偽装して侵入するんだけど、本物のテレビクルーの人数と同じ人数だったのはたまたまなのか、下調べの結果なのか、

とにかくにもそんな急な話で世界一安全な飛行機がハイジャックされるなんて、なんともお粗末な・・・

  • Xメン、Xメン2

ウルヴァリン」を観たので、Xメンにも手を出してみました。

話は「ウルヴァリン」がXメン結成前で一番最初、なのだが制作は一番最近なうえに監督も違う、ってことで、
若干整合性が取れてないのがちょっと気にはなった。


あと、Xメンの連中もどうにも武器が地味というか、もっと強い奴いねえのかよ〜、と思ってしまう。。。


サイクロップスのビームも強そうで、意外に当たってもけっこう平気みたいだし。

コスチュームはコミックとは違うんだが、ウルヴァリンなんか普通の人が戦ってるようにも見えるからね〜

ファンが観たらどうなんだろ?


もういいかげんにしてください。

ってくらい続いてますが、まだ続きそうな・・・

途中途中で不自然な超スローシーンがあったのだが、

後で聞くと劇場では3D公開もやってたみたいで、
3Dで観ればあのシーンもすごいんだろうなとは納得したが、2Dで普通に観るとなんかしょぼい。。。

イスラエル軍レバノン侵攻のお話、なんだけど、

背景はけっこう関係なくて、
すごいのはこの映画は戦車の中の映像と、
戦車のスコープから観た外の映像のみで構成されているってこと。

その描写のなかで戦争の生々しさ、
軍人といえども恐怖でおかしくなっていく様が描かれていて、

戦争映画としてアメリカ人にこそ観てほしいものだ。。

ただこれも1つ腑に落ちないんだけど、

戦車の中にちょいちょい上官が入ってくるんだけど、

始めは誰だかわからないにも関わらず警戒もせずに中に入れちゃったし、

そのあとも幾度か簡単に入ってくるけど、戦車ってあんなに簡単にフタをパカって空けて入れるものなのかな〜、と。
そいつが来たのも見えてない時もあったし、視野もめっちゃ狭そう。

通信途絶えたらなんも出来なそうだな〜


あと、戦車が一発撃たれて「エンジンがかかれねえ」とか
「エンジンがかからないと弾も撃てねえ」とか焦ってるシーンがあるのだが、

そういうもんなのかなぁw

  • 狼たちの報酬

アンディ・ガルシアがべルバトフに見えてしかたありません。
あと、フォレスト・ウィテカ―は何やっても良い人に見えちゃうなぁ、と。

4つくらいの別のエピソードがうまく交差して・・・って構造が結構好きだけど、

全体的に話が弱いというかインパクトがないというか・・・


  • 特攻野郎Aチーム

ドラマ版観たことなかったが、仲間内でドラマ版の評判が良かったので観てみた。

アクション映画はこれくらい軽い方がいいな、ってあらためて思った。

リ―アム・ニーソン演じるハンニバル大佐の作戦はことごとくものすごいが、
ことごとく「それ作戦として無理じゃね?」ってのばっかなのがなんかなぁ〜。もっとおもしろい作戦ないもんかねw

チームの黒人役の俳優さん観たことないな〜と思ってたら、エンドロールで”クイントン・ランペイジ・ジャクソン”と書いてあってマジビビりましたw

レッドに言わせれば「ナンペイジャクソン!!」