クリムゾン・リバー

大学一年の頃、サークルの練習が急遽中止になったため、なぜかそのままみんなで観に行った、という非常に印象深い映画。

ジャン・レノヴァンサン・カッセル演じる二人の刑事。
まったく異なる事件を追っていた見も知らないこの二人が、
とある手掛かりをきっかけに偶然出くわし、それらの事件は同じものである事に導かれる。


正直、中盤くらいまではサスペンスモノとしてすごく魅力的なものに感じられたのだが、
観賞後は完全に頭の上にはてなマークが飛び交っていた。


ネタバレとか気にせずに言うと、
「双子かよ!?」と、
まったく納得がいかず。
しばしいろいろ考えても納得が行かず。


結論として、どーにもこーにも話が成立していないんだと思ったわけだ。
なんでこんな筋の通ってない話を書くんだろうと。
素材が良かっただけに、酷く残念な結末であった。



そんなこんなで5年以上経った今、ふとブックオフで原作小説を発見した。

まさかこれで5年前のもやもやが取れるのでは?と期待し、即購入、そして読破。。


読後はかなりの満足感と、
「そりゃ双子だ」
とのツッコミ。


もう一度映画を借りて見直してみても、そう、完全に説明不足だっただけなのね。。

映画版はうまくまとまってるようで、どんでん返し狙いすぎたのか、重要なところをはしょりすぎたのだよ。。


あーすっきりした。。。