運命じゃない人

カンヌでなんか賞取った時にちょっと話題になってたのと、
このツッコミ待ちのタイトルのみで選んで借りてみた。

パッケージの裏面の説明すら読まずに見たのは、まさに大正解であったよ。



序盤は、もうほんとキモチワルイくらいの好青年と
失恋直後のわけわかんない女との
ぎこちない恋愛ドラマ。


この中で、その好青年の友人の探偵が、恋愛について説教するシーンがあるのだが、
「出会いないかな〜」、なんてぼやいてる一人身男にはグサッとささる台詞で、
ちょっとまいったわけだが。


そんなこんなで、なんかそういうテーマの恋愛映画なのかな?って勘違いしてて、
正直ちょっと微妙だった。


それが、探偵編が始まった後は、
この映画のコンセプト、仕掛けに気づいて、
グイグイ引きこまれてしまったわけさ。。


特典で入ってるメイキングだか舞台挨拶だかで、監督言ってた。
この映画は二回目が面白い、って。



もうほんとまさに。
同じシーン、同じ台詞なのに、
一回目でバックグラウンドが見えると、それが全く違う意味を成してくるのだ。


見事術中にはまり、普通に2回見て、
その後コメンタリーモードがあることに気づいて3回目見て。。


なんか久々に「もっと見たい」って思える映画だった。