亀は意外と速く泳ぐ

上野樹里主演の「脱力系」コメディ。

まさに、脱力。


まず、コンセプトが面白い。

平凡な主婦が「スパイ募集」の広告を見て、スパイになる。

でも、有事以外のスパイの仕事は「目立たないように、平凡に生きる事」

つまり、「自分はスパイだ」って思ってるだけの、ただの平凡な主婦となるわけだ。



スパイものとは思えない、ふわふわ感じは独特。


序盤はちょっとくだらないギャグに乗り切れなくて微妙かと思ってたけど、
樹里ちゃんがスパイになって馴染んで行くと、
段々とそのくだらないギャグがほんのり面白いものに変わってくる。


日常によくあるちょっとしたエピソードを、変なところでつまんで面白く描いてる、ってところか。

そして、まず気づかないであろう小ネタの数々。
DVDのコメンタリーモードで監督の解説で見ると、また一段と面白い映画なのである。。