大停電の夜に

群像劇が大好きな俺には、やはりかなりなヒット。


各々悩みを抱えたキャラ達(主に不倫とかばっかだけど)のとある一夜。

しかもクリスマスイヴ。

そして突然起こる大停電。

そんな「非日常」にさらされた彼らは、悩みなんかなんのその、
と自己解決して行く、ってのはもう群像劇の定番も定番。

そして、一見まったくの赤の他人同士が、その非日常によって出会った、ように見えて実は誰かを間に入れると繋がってて。
ってのも、もう群像劇の定番。

言ってみれば、日本版マグノリアか。

・・・蛙は降って来ないけど。

そう言うなれば逆に、ラストに盛り上がりに欠ける。

みんなの心の変遷を導く「何か」が特にないのだ。


だけど、見知らぬ人達と語り合いほぐれていく思いは、
実にほのぼのとしてて。


吉川晃司のサンタのシーンは、危うく鳴きそうになった。

ああいう狙いの台詞って大好き。。