DEATH NOTE 前編

人気漫画の映画化など大抵はひどいものになるものだが、いやいや意外と面白かった。

原作自体がかなり面白いわけだから、極端にしょぼい映像にならない限りは
この程度になるのかもしれんが、オリジナルな部分も意外と良かったんで。
もっとも、原作にさほど思い入れがないから手放しで言えるのかも知れんが。


藤原ライトは、原作のような無機質な完璧さと違いどこか生々しさがあり、
それはそれでいい感じだったと思うけど。

話もちゃんとまとまっていたし、
ノートのルールやそれを利用した策略がその都度丁寧に説明されていたのでわかりやすかった。


映画として独立したものと考えるならば、オリジナルな展開の中ににもう一ひねり入れて良かった気もする。


頭脳戦に関しては以上なかなか魅せてくれたが、今後メインになるであろう心理戦を、監督、演者共々どう描いてくれるかが後編のポイントか。